皆さま、こんばんわ!Engineer Travellerです。
さて、飛行機ネタが続いてきましたので、ちょっと鉄道の切符に話題を変えたいと
思います。
このブログの最初に2018年11月から関西の回数券制度が大幅に変更
されるという話をしました。
簡単にまとめると
- 回数券の購入は今後カードのみになる。
- 複数人で使用するときは切符に引き換えられるが、有効期限は当日
という条件変更です。実はこの制度で大幅にダメージを受けるのが金券ショップ。
今まで在庫ができていたのが、
鮮度が重要!賞味期限当日!
という状況になったので、ばら売りがしにくい状況になったわけです。
11月から5か月ほど経ちましたので、どのように変わったのか検証してみました。
<<<目次>>>
- 近所の自販機実はまだ・・・・・
- 金券ショップの利益はいったいどのくらい?
- 商品補充のスケジュールは?
- もしかして、この制度を使ってた?
- 最新のお得な阪急切符は?
- 近所の自販機実はまだ・・・・・
個人的に売れなくなるので、撤去されるだろうと思った自販機。
どうなったかというと。。。。
しっかり残ってました!! 残ってましたが商品ラインナップは大幅減です。
今まであった普通回数券がなくなり、時差回数券と土休日回数券になり、
しかも当日券扱いになっています。
割安になる金額も20~40円はあったのですが、時差で10円土休日は20円だけ。
そして、この写真を撮った時間は、なんと20時。 すなわち時差回数券が
使えない時間ではあるのですが、まだ販売しています。
ということは。。。。
売れ残っています(-_-;)
しかも当日限りですので、無効です!
これは大変だなぁ…..と思ってしまいます。ここでちょっと気になったので
業者さんの利益がどれくらいになったのか考えてみました。
- 金券ショップの利益はどのくらい?
まずは平日の時差回数券の検証は
こんな感じ。ついでに土休日回数券(各区間20円引き)
検証してみて分かったことがあります。
回数カードは5回分の値段で6回(平日時差回数券)、7回(土休日回数券)
なのですが、どちらも5枚売れただけでは金券ショップは赤字です。
どうしても6枚目が売れないと利益は出ません。
しかも全部売れて、10%~20%の利益です。単純に見て利幅がいいのですが
売れ残りのリスクがどうしても残ってしまいます。そして、それは無効です。
そして実際売れ残っているので、個人的にはあまり利益が出ていないのでは
ないのでしょうか?
関西の金券ショップはこういう回数券のばら売りの収益も重要ですが、
そのついでにいろいろな金券を買ってもらうことが一番の収益でした。
通常の金券ショップであれば、10~20円引きで販売してもトータルで利益は
でそうですが、このような自販機の場合はほかの収益が得られないので、
赤字に近いのでしょう。
加えて、電気代や土地代を考えれば・・・・
おそらく赤字かトントン
といったところなんでしょうね。
- 商品補充のスケジュールは?
そして、一番気になったのは補充のスケジュール。
切符にできるのは当日だけですから。。。。
早朝(切符に交換)
⇒ 販売機に補充 (早朝に実施)
⇒ 売れ残りを当日中に回収
(翌朝に買われてしまうと当日券じゃないので)
結構な勢いでやらないとダメそうです。儲けが薄いのに、しんどい仕事に
なりそうです。今度金券ショップの人がいたら聞いてみたいです。
- 最新のお得な阪急切符は?
さて、ではお得な切符はなにか???
一覧表にまとめてみると分かりやすくなります。
土休日はこちらです
平日時差回数券はこちらです。
例えばですが、280円区間を往復すると560円かかります。
ここで、150円区間2枚を出すと280円区間に乗れますので、280円区間の
往復で150円切符4枚必要です。 土休日にしても平日時差回数券にしても
150円区間4回分は500円以下です。あと、一回乗ってしまえばほぼ元が
取れます。10円しか安くならない金券ショップの自動販売機よりお得です。
その辺りは以下にまとめていますので参考にしてみてください。
- まとめ
いろいろと改革があった、阪急の回数券ですが150円区間の回数券を
ご自分で買うことを私は推奨します。
金券ショップは安い!
これは間違いないですが、お得とは限りません。
よく検証して賢い消費者を目指しましょう!
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