<お得な切符>関西の回数券のばら売りを考える①ー2018年当時ー

005_鉄道関連

<この記事は2018年当時のものです>

はじめに~関西の金券ショップ~

関西に行くと、関東以上に金券ショップを見かけるのは、EngineerTravellerの思い込みでしょうか?そこで売っているのは新幹線やJCB商品券、株主優待券、公演のチケットとか定番ですが、関西で多くの人が並んでいる場合はたいていJRや阪急の回数券を買う行列です。

なんで回数券?って関東の人は思うかもしれませんが、関西独特の格安回数券があるのです。

回数券の種類

例えば私鉄の阪急であれば、土日だけ使える回数券や平日の日中でも使える回数券というように普通回数券とは別に2種類(ハーフを含めれば4種類)あります。 

違いはというと。。。。

ー普通回数券  10回分の料金で11回乗れる   ~全国的によくある回数券

ー時差回数券  10回分の料金で12回乗れる ただし平日日中と土休日のみ使用可

ー土休日回数券 10回分の料金で14回乗れる 土休日のみ使用可

時差回数券と土休日回数券はハーフといって、5回分の料金でそれぞれ6回、7回乗れるものもあります。

JRでも似たような回数券で平日日中と土休日に使える昼得きっぷというのがありました。

tickets.jr-odekake.net

JRのほうは”ありました”と書いた通り、ICOCASuicaの関西版)利用促進のために販売終了になりました。

これらの回数券をばら売りして、20円、50円引きとか、JRの遠距離の場合だと100円引きなんかで売っているのが金券ショップなのです。(JRの場合は別の裏ワザも使ってますが…)

関西回数券ばら売りの変化

そんなで回数券の売り方に変化が出てきました。まずは阪急で出てきたのは切符型回数券の発行停止とカードから引き換えた場合の有効期限の変更です。

http://www.hankyu.co.jp/files/upload/pdf/180426.pdf

阪急などではこんな感じで

(すみません、券面は2018年当時のものです)

カード型のそのまま自動改札に入れて使うタイプときっぷ型の二種類があって、カードは回数分使えるようになっていて、自動券売機に入れるときっぷを必要な枚数出して、複数人でも使えるようになっていました。

以前はカードときっぷは自由に選べましたが、2018年10月からはカード型のみの発行になってしまいました。ただ、このままだと複数人で使うときは不便ですので、自動券売機に入れてきっぷ型に引き換えられます。

ただし、引き換えたきっぷの期限が変更になってしまいました。

変更前  有効期限はカードと同じく発行日から3か月後の月末

変更後  有効期限はきっぷに引き換えた当日限り

(変更後の引き換えたきっぷです。当日限り有効になっています。)

さて、これで困ってしまったのは金券ショップ業者です。

これまではきっぷ型回数券をばら売りしていて、3か月程度で売り切れば問題なかったのですが、今後は当日にしか売ることができません。いわゆる”鮮度”が重要になってきたんです。

JRに関してはきっぷ型の普通回数券のみは販売しているのですが、もっと安く行けていた昼得回数券が9月末で販売が停止されてしまいました。

この変更も金券ショップでは痛手になったようです。

さて、”鮮度”が重要になったきっぷですが、自動販売機などではどうなったのでしょうか??

次回確認した結果と今後の対策を考えてみたいと思います。

コメント

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