こんにちわ!Engineer Travellerです。
1月後半から中国で猛威をふるっているコロナウィルスですが、アジアだけでなくヨーロッパ各地で猛威をふるっています。加えてアメリカでも感染拡大を防止するために外出禁止になっている都市もあるとか。
航空業界の影響度合いをANAの運休計画から見てみることにしました。
ANA/JALともども、国内線・国際線の運休を実施
国内線の状況
先週、用事があって神戸ー高知のFDA便を利用してきました。15日(日曜日)のFDA822便(高知⇒神戸)です。
降機の際に一枚撮ったのですが、自分以外の搭乗者がこれだけです。76席のところ、搭乗したのが7人。搭乗率10%以下です。
高知からの朝一番なので需要が少ないのかもしれませんが、それを除いても結構な需要縮減になっています。
到着して、神戸空港の搭乗ゲート近辺をのぞいてみても、出発便が少ない時間だったからかもしれませんが、手荷物検査のところは全く持って並んでおらず、閑散としておりました。
そういう需要減の状況があって、ANA/JALをはじめとする航空各社は減便を発表しています。
国際線の状況
国際線に関しては自分は搭乗していないのですが、特に入国制限が発生している国のフライトでは搭乗率が寂しい状態にあるとか。
Twitterなどを見ても、ANAのホノルル行きA380では数十人しか載っていないとか。。。。そういうのもあって、ANA/JALなどは国際線でも減便を行っています。
どのくらいシリアスな運休状況なのか?
さて、実際にWebでは何千便欠航します!!
というのが報道されていますが、単純に便数だけで見ても長距離路線の運休と、短距離路線の運休では状況が違うので、冷静にデータ分析をしてみることにしました。
ANAの国際線について分析
ANAの3/20時点で発表されている国際線の運航計画を日々で集計して、当初の運航計画と比較した比率(就航率?運航率?)を計算してみました。
まず便数で見ると、大幅に少なくなっているのは東アジア路線。中国や韓国路線なので入国規制があったり感染が拡大しているため、就航率は通常の20%程度になっています。
これまで通常運行を保ってきたヨーロッパ・米州・東南アジア・オセアニア路線でしたが、3/20くらいから順次運休が入ってきます。これで4月中旬にはANA全体での就航率は40%程度に落ち込んでしまいます。
パッと60%が運休と聞くと確かにシリアスなのですが、便数が多い東アジア路線が足を引っ張っているせいだと思います。
そこで、便数ではなくて飛行距離で比較してみると、より現実的な運航割合が出てくると思って計算してみました。
フライト数xマイル で比較してみると、全体での運航率は50%程度の輸送力を維持していることが分かります。便数の60%というのは過剰評価ということが分かりますが、それでも半分の運航を停止することになりますので、機材も半分、人員も半分浮いてしまうことになってしまいます。
そういうわけで、ANAでCA5000人に一時帰休を進めていくわけですね。
今後の会社運営は米州次第か?
グラフを見てみると、まだ就航率60%を維持しているのが米州路線(アメリカ・カナダ・メキシコ)になります。これが維持できれば大幅な就航率減少はないと思いますが、アメリカ政府もアメリカ人に対して渡航禁止が3/20に出ていますので、今後運休の追加が発生しそうです。
これが、距離ベースでの就航率も50%や30%になったら会社経営も相当しんどそうに思います。
まとめ
今後JALや国内線、そのほかの国内線状況も便数・マイルの就航率を順次比較していきたいと思います。
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コメント
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