こんばんわ!Engineer Travellerです。
4月末にかけて出張とヨーロッパに旅行と行ってきました。海外に行くと必要になってくるのがクレジットカードです。特にそこそこのホテルに泊まろうとすると、チェックイン時に
クレジットカードを提示してください
って言われたりします。そういう時に使えるクレジットカードを一枚持っておくと何かと便利になります。
そこで、お得なクレジットカードはなにか?ちょっと検証してみました。
前回はカードのブランドのみで検証してみましたが、今回はカードの発行会社を確認してみました。
海外でこそカードを使おう
カードのメリット
国内でもコンビニをはじめ、クレジットカードがつかえます。iphoneやiPadを使ってクレジットカードが使えたりして、使えるお店が拡大してきました。
ですが、日本に比べたら海外ではクレジットカードが当たり前の世界で、コンビニやレストランは当然ながら、スタバ・自動販売機などなど多岐にわたっています。
海外出張や海外旅行に行っていると、こんなことがメリットになっています
- 持ち歩く現金が少なくて済む。
- 両替する金額が少なくて済む。
- 両替レートがおトク
- レストランなどで現金の残額を気にしなくて済む。
- カードによって無料で保険がついている
大きなところがメリットになっているので、Engineer Traveller的には何種類かカードを作って場合に応じてお得なのを使うようにしています。
不正使用が怖いでしょ?
クレジットカードを使わずに現金を通しているが心配しているのは
でもクレジットカードは不正利用とかされたら大変でしょ??
ってことです。ですが、大抵のクレジットカードは現金よりも絶対に安全です。
不正利用されて即時にカード会社に連絡すれば、使用者に落ち度がない限りは保険でカバーされるので、払う必要はありません。ですが、現金は盗まれたら一巻の終わり。二度と戻ってきませんし、補償はありません。
そういう意味ではカードは安全な決済手段の一つと言えます。
※ただし、支払いの時に気を付けなければいけない時もありますけどね。
オトクにショッピングで使えるカードは?
ショッピングの請求額
さて、実際にショッピングを利用したら、どのように請求されてくるのでしょうか??
海外では当然現地通貨で払うことになりますので、それを円に換算した金額を支払う必要があります。でも、その金額を払うだけではカード発行会社(イシュア)の利益が出ませんので、事務手数料を上乗せして、自分たちに請求されてきます。
でもこの手数料は多くの場合は、現金の両替手数料よりも低い場合が多いので、案外オトクだったりしますが、イシュアによって事務手数料が変わってきますので、賢い会社を選ぶことが重要です。
そして、支払うときに忘れてはいけないのが、DCCという仕組みです。海外でクレジットカードを利用したときに、
You’d like to pay in Japanese Yen or Local Currency??
「日本円で支払いたいですか?それとも現地通貨で支払いますか??」
と聞かれます。下手したら、日本円を勝手に選ばれてるかもしれません。その時は、必ず。
Pay by Local Currency
現地通貨で支払います!
と言ってください。
日本円で支払った方が安全安心じゃない???
と思うかもしれませんが、実は落とし穴があります。
詳しくはこちらで解説しましたが……
DCCという現地側のアクワイアラで日本円に変換した場合、レートが極端に悪く換算されてしまう制度があります。これは、現地アクワイアラの利益が大きくするための制度ですので、必ず
Pay by Local Currency
現地通貨で支払います!
と言いましょう!
カードの事務手数料は?
さて、レートだけではなくて、カード発行会社(イシュア)の手数料が重要だということがわかってきたので、実際に手数料を確認してみましょう。
いろいろな会社はWeb上で規約などを公開していますので、事務手数料をそれぞれ調べることができます。よく使いそうなカードをいくつかピックアップしてみたところ、次のような形になりました。
国際ブランド | |||||
JCB | VISA | Master | AMEX | ||
カード 発行会社 (イシュア) |
JCB | 1.60% | —- | —- | —- |
三井住友カード | —- | 1.51%+税(1.63%) 2.00%+税 (7/1~ |
—- | ||
楽天カード | 1.60% | 1.63% | 1.63% | 2.00% | |
イオンカード | 1.60% | 1.60% | 1.60% | —- | |
エポスカード | —- | 1.63% | —- | —- | |
セブンカード | 1.60% | 1.63% | —- | —- | |
ジャックスカード | 1.60% | 1.63% | 1.63% | —- |
今後、これらの会社を増やしていきたいと思いますがブランドが同じであれば、結構事務手数料が似通った形になっているようです。
今回はクレジットカードに特化しましたが、プリペイド型のカードも入れていくと傾向が変わるかもしれません。
JCBカードは横並び、VISA・Masterはイオンカードかな?
レートでオトクだったJCBカードですが、ほかの国際ブランドと比べると若干事務手数料が低い傾向があります。今回調べたカードではすべて1.6%の手数料。
VISA・Masterは1.63%程度になっています。
その差わずか0.03%。1万円に対して3円程度ですが、わずかな差ではありますがJCB全般がお得なようです。
ただ、三井住友カードに関しては、今月7月から事務手数料が値上がりして2.16%(2%+税)に変わっています。なにやらポイント還元も減っていく方向らしいので、現在三井住友カードメインに使っているので、利用方法を考えた方がいいのかもしれません。
一方で海外にいくとJCBが若干弱かったりしますので、やはりVISA・Masterは持っておいて損はありません。そんなときにはイオンカードのVISA・Masterを持っておくといいようですね。
※ここにはポイント還元などは一切考慮していません。。。。
実際に両替とどっちがお得か確認してみた。
市中の両替レートを確認
さて、GWのヨーロッパ旅行の時にあちこち両替所がありましたので、そこのレートをチェックしていきました。
例えば、パリ凱旋門近くにあった両替所は
Buy (日本円を両替所が買うときのレート)と Sellの差が大きいのでレートの手数料を相当取ってるみたいですね。加えて15%近いサービスチャージを取りそうな感じです。
こちらはホテル。Buyのレートしかないですが、円が0.0078ユーロと書いてありますので、128.21円です。
こうして調べたユーロとポンドのレートを確認すると、こんな感じにまとまりました。
やはり、両替所のレートは結構悪いことが分かります。当時のレートが125円前後なので10%以上の手数料を取っていることがわかりました。
カードの計上レートを確認
では、実際にカードでの計上レートを確認してみましょう。
今回検証で使用したのが次のカードです
JALカード ClubAゴールドカード
ブランド:Master
複数ブランドをチェックできればよかったのですが、今回はJALマイルをためる目的があったのですみません。いろいろなカードを試してみるのが良かったですね。
日によってレートが異なっていきますが、ユーロとポンドの計上レートの平均を調べたらこんな感じになっていました。
やはり市内の両替所は相当レートが悪いことが確認できました。また、ホテルのレートも手数料が少ないものの、クレジットカードのレートにはかなわないことがわかりました。空港の交換レートも案外良かったりするのですが、いちいち空港に両替するわけにもいきませんので、そういう意味ではクレジットカードの利便性が一番のように思います。
街中の両替所は全然オトクじゃない。お得を狙うならカードで精算を。
まとめ
というわけで、海外で支払いをするときはやはりカードがお得になっていることがわかりました。 クレジットカード・・・怖い!!っていう人もいるかもしれませんが、こういうお得なところを確認できれば、怖さを乗り越えて作ってみてはいかがでしょうか??
というわけで、今回オトクそうだったクレジットカードを紹介します。
まずはVISA・Masterが一番お得だったイオンカードです。
次はJCBカードです。VISA・Masterブランドよりも手数料が小さいので安く済みます。
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