おはようございます!Engineer Travellerです。
さて、ちょっと前のデータですが、JALの国際線運航率は20%程度になっていたのですが…….
国内線に関しても、多くの欠航が出ているようです。どのくらいの運航率なのか、どんな運休をしているかチェックしてみました。
ANA/JALともども、国内線・国際線の運休を実施
国内線の状況
先々週ですが……どうしても外せない用事があって、大阪ー仙台を日帰りで行ってきました。
乗ったのはANA735便。エアバスA321の194席の飛行機のはずなのですが・・・
最後尾から写真を撮ったのですが、搭乗者はわずかに38人・搭乗率で19.6%です。
ちなみに、帰りの飛行機はANA737便の166席に24名・搭乗率14.4%になっています。
こういう状況でありますので、国際線だけでなく国内線も大幅な減便や機材のダウンサイジングが行われているようです。
そこで、どのくらいの減便がされているのか、JALの状況をここでチェックしてみたいと思います。
国際線の状況
ANA/JALの国際線の状況についてはちょっと前の三月末段階でまとめています。
3月末段階のデータですので、今後アップデートしていきたいと思います。
どのくらいシリアスな運休状況なのか?
さて、4月17日段階のプレスリリースによると、
ANAとは違って、期間ごとの運航率が書いてたりするので、非常にわかりやすくなっています。期間ごとのデータをグラフにすると…….
期間ごとにどのくらい減便されているのかわかりやすくて
良い公表方法ですね。
4月末にはJALグループ便全体では約40%の便しか運航されないとのことですが、
JALグループにはローカル路線も数多くあることから、減便の仕方などもう少し詳しくリサーチしてみることにしました。
JALの運航本数は4月後半で35%に…….
JALの4/17日に発表された減便計画と18日までにHPで発表されている情報を元に、各日毎に運航便数の割合をグラフにしてみました。
このうち
・JAL便名が最初から付与される路線(JAL・J-Air・JAC・HAC)
・JTA便名が最初から付与される路線(JTA・RAC運航路線)
・コードシェア便(FDA・AMX運航路線)
の3種類に分けて、それぞれグラフにしてみました。
発表を精査すると・・・・
合計して、JAL便としては40%となっていることが見て取れます。さらに各路線の欠航状況を見ていくといろいろとわかってきました。
減便の中心は???
欠航便の状況をいろいろとみていくと、JALが重視している傾向がわかってきました。
- 多くの地方路線では、一日1便の最低限度を維持する
- 沖縄離島・北海道内路線などは極力減便幅を少なくする
公共交通機関としての使命をはっきりと感じられる計画でした。
おそらく需要から考えると、全便欠航したほうがいいような路線についても、最低限の一日1便で乗客の利便性を確保するようにしているようです。
普段は2便以上運航している路線が95路線(JTA等)あるようですが、そのうちの44路線で一日1便に減便するようです。
また、元から一日1便しか運航していないような路線でも極力残すようにはしているようですが、大阪(伊丹)-函館のようにANAが運航するような路線では完全に運休して、ANAに振替えることもしているようです。
まとめ
ANA/JALの国際線・国内線の現状についてチェックしてみました。いろいろと数値に表してみると、今回のコロナの深刻さが如実にわかってきます。
これ以上の減便はどうなるかわかりませんが、4月の搭乗率次第では路線の運休も入ってくるのではないかな?って思っています。
それよりも、国際線では20%程度の運航率、国内線では40%。この状況で2020年の会社の損益は相当厳しいものがあるのではないでしょうか???
いずれにしても・・・
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