こんばんわ!Engineer Travellerです。
おとといJALが燃油サーチャージのプレスリリースが出ていました。実は前回の記事で8月からの発券分はどうなるか??を予想していました。
予想通り8月は増額となりましたので、詳細を確認してみました。
8月からのサーチャージJALは増額
今年の4月に大きくサーチャージが低下して、そこから少し戻ったという感じでしたが、今回の8月分のサーチャージ増額でじわりじわりと上がってきていることが如実になってきました。
こんな感じになっています。修行僧がよく使っている、シンガポールやクアラルンプール路線で行くと、4500円が6500円に変わるということで往復にすると4000円の増額。4月からにすると往復で7000円増額になっています。
チケットの種類にもよりますが、沖縄発のエコノミークラスで修行されていると最安運賃が9万円前後ですので、増額分は約4%(4月からみると7%)
海外発券のサーチャージは??
では、海外発券の場合はどうなっているのか?と思って調べてみると……
前回の改定時は海外発券の燃油サーチャージは変わらずだったのですが、今回は見事に上がっていて、その額は約1.5倍に。
修行される方がよく使うクアラルンプールやシンガポールで見てみると、片道18米ドル増額ということで、往復で36米ドル(約4000円)の増額になります。今回は海外発券にも影響が出てくるということで、海外発券の修行中は早めの発券が必要ですね。
でも、、、、
燃油サーチャージって燃料が上がったら上がるのに、何で日本発券と海外発券では異なる動きだったの??
と思っている方が多いはずです。これは日本発のチケットと海外発のチケットでは燃油サーチャージの基準がちょっと違います。
サーチャージを決める要素は?
さて、どうやってサーチャージの値段を決めているのでしょうか?JALのHPをちょっと調べてみると……
そこには、日本発の旅程の場合は
航空燃油(シンガポールケロシン)の各日のスポット価格の2カ月平均に、同じ2カ月の為替レート平均で円換算した価格によって適用額を確定し、2カ月間固定いたします。
とのこと、では海外発の旅程は・・・・・というと
航空燃油(シンガポールケロシン)の各日のスポット価格の2カ月平均によって適用額を確定し、2カ月間固定いたします。
額改定を行う場合には、関係国政府に認可申請いたします。なお、2カ月間の平均燃油価格が1バレル当たり60米ドルを下回った場合は、「燃油特別付加運賃」を適用いたしません。
海外発の旅程は、燃油価格の二か月平均(米ドル)でカウントされるのに対して、日本発旅程の場合は、燃油価格の二か月平均に加えて、為替レートの二か月平均価格を掛け合わせて、日本円に変えた額で判定しています。
海外発の旅程は、とことん利用してほしいので現地価格にさらに変換はせず米ドルでカウント。利用客の多い日本については、為替影響を少なくするために日本円換算でやっているのが実情です。
本当は燃油価格は米ドルでは下がりすぎてたので、収益確保のために円貨換算してたというのが実情になっていると私は思っています(笑)
これからのサーチャージはどうなるか?
ここ最近のドル円レートを見ると
8月分サーチャージを決める4~5月のレートは後半に向けてじわりじわりと円高に進んでいるようです。また、先日もFRBが年内の利下げを示唆したので、さらに円高方向に向かいました。
なので、日本発券では下がる可能性もあるかな?? (今回の発表では円レートが110.77円、燃油価格は9073円でしたので、1%下がれば9000円を切って燃油サーチャージは下がります。)
とも思いますが、今朝がたのニュースで
ホルムズ海峡でのタンカー襲撃事故と、その後のアメリカーイランの関係悪化もあり原油価格が上がっているので、燃油サーチャージは
日本発券は維持
海外発券は上がりそうだけど、何とか維持?
かなぁ・・・・と予想しています。8月後半の発表を待ちましょう。
(為替は素人考えなので、各自の責任で確認してください。)
まとめ
国際線を使った修行をされている方には影響ありですので、修行の発券は7月末までに終えてしまうようにしましょう!
その辺り、JALの修行についてはこちらにてまとめています。
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