こんばんわ!Engineer Travellerです。
何度か取り上げている、ふるさと納税ですが、ついに総務省から対象外の自治体の告示が出ました。適用が6月1日と10日後くらいですので、今一度記事にしたいと思います
今回も、個人的な意見を書きますので、ご容赦ください。
ふるさと納税の変更
6月以降の寄付が制度対象外となる自治体
総務省が、5月15日付で告示をしました。
難しく書いてありますが、簡単に言うと
あと、東京都もですが、こちらはペナルティというというよりは、申し込みをしていないです。
5月中であればふるさと納税の対象に
告示の適用日が6月1日ですので、それ以前の寄付であればふるさと納税の対象になります。やはり、有名な納付先は大阪府泉佐野市です。
いろいろなプランがありますが、適用対象外になるのを見越して始まった最大60%の還元プラン(返礼品 寄付額の50% + 10%のアマゾンギフト券)が一番お得な形ではないでしょうか?
ふるさと納税のおさらい
どんな制度なのか??
過去に何度も記事にしていますので、こちらを参照してください。簡単に言えば、税金の前納になります。一時的に税金分を先払いすることになるので、お金に余裕があるときにふるさと納税をするのが必要です……
が!!!お得な泉佐野市のプランは5月いっぱいですので、できるだけ早く寄付をしてしまいましょう。
お得なのは返礼品を受け取って、確定申告をしてから
注意しなければならないのは、寄付をしておしまいではありません。
税金を先払いしましたよ!!
という報告を国にしなければなりませんので、確定申告が必要になります。
もしくは、各自治体に対して、ワンストップ特例の申請をしなければいけません。でないと、自治体に寄付をしただけになってしまいます。
お得になる寄付額があるので要注意!
気を付けなければならないのは、いくらふるさと納税してもいい!!
というわけではないことです。ふるさと納税が一番お得になるのは、住民税の所得割金額と所得税率で決まるのですが、わかりにくいので
こちらのページの一番下の表を参考にしてもらえば、いいと思います。
例年であれば11月から12月にかけて給与の総額が見えてくるので、そこから納税をすればいいのですが、今年はこの時期に考えなければならないのが難しいです。
ふるさと納税の使い道は?
さて、前回のふるさと納税で、これでいいのか??と意見はさせてもらいました。
実際どのくらいのふるさと納税が自治体に残っているのか、気になって調べてみました。
実はふるさと納税の4割~5割程度しか自治体に残らいない。でも。。。。
いろいろと調べていったのですが、自治体の決算資料がなかったのですが、総務省の関連資料に。。。。
”平成30年度ふるさと納税に関する現況調査について” の、集計結果 に受入額や、それにかかる費用が載っていました。そのうち、泉佐野市の費用を見てみると・・・・
平成29年度のふるさと納税額のうち、自治体に残ったのは37%程度しかなかったようです。すると50億円ばかりです。泉佐野市は500億円の一般会計予算のようですから、約10%の増収。年収500万の家庭で50万の増収といえばわかりやすいですね。
これは結構無視できない金額です!そして、現在は300億円還元キャンペーンを実施中です。300億の還元は難しいとは思いますが、仮に200億円還元(400億円のふるさと納税相当)したとして、そのうちの3割が泉佐野市に残ったとすると……
120億円!
財政の1/4になるわけです。そりゃ、泉佐野市も還元キャンペーンを銘打って集めようとしますよね。総務省の指示通りにして、魅力が薄くなって、30億円程度のふるさと納税しか集まらず、手残りが6割程度になったとしたら18億円にしかなりません。
120億円と18億円だったらどちらがいいですか?? そりゃ、120億円ですよね。だから、泉佐野市としてもふるさと納税の駆け込み需要を狙って、300億円キャンペーンを打つわけです。
残りの6~7割の行き先は・・・・民間?
では、ここで残った6~7割はどこに行くのか? 返礼品調達のために地元の商店であったり、サイト手数料としてポータルサイトに取られたりとするわけです。400億円をあつめたら、280億円です。これだけの費用があれば保育園とか教育費の補助とかできるのでしょうが、公共のために使われません。
しかも400億円のうちの、9割とかは所得税や住民税の減免ということで納税者に還元されますので、その分の税金がどっかで減っていることをふるさと納税をした人は知っておかないといけません。
今後のふるさと納税は?
ふるさと納税の法制化に対抗して、泉佐野市も対抗して主張をHPで公表しました。
38ページの読み応えのあるもので、泉佐野市の主張に関して納得できるところ、できないところありますが、ポータルサイトが返礼品競争をあおったところはあるかもしれません。
でも、ここまで返礼品競争になることは制度を作った時には思い浮かばなかったはずです。ここで今一度最初の法律の立案時に立ち返って、
どのような制度にすべきなのか?
返礼品は?
税額控除の額は?
というところを考え直して、より良い制度にしていってほしいと思います。
まとめ
いろいろとネガティブな話をしましたが、制度はあるので利用したほうがいいと思っています。ですので、大きく変わる5月末までにふるさと納税の手続きをすることをお勧めします。
おススメの納付先・サイト
<ふるなびx飯山市>
パソコンのmouseやモニタのiiyamaなんかを作っている飯山市のふるさと納税。そのほかポータルサイトらしくいろいろと載っています。 納税額の最大4%をAmazonギフト券でも還元してくれるので、結構重宝しています。
さとふる
こちらも大手のふるさと納税ポータルサイト。日本全国、一番多くの自治体を網羅しているんじゃないでしょうか?
<高知県馬路村>
高知県の山奥の村、馬路村のサイト。 おススメはゆずジュースをはじめとするゆず製品ですが、Engineer Travellerは木のバッグmonaccaシリーズとよく引き換えています。
<大阪府泉佐野市>
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